転生ルネのアジト

「日記でいかに人の心を動かすか」というチャレンジ、充実した人生の送り方のコーチ、そして「理系のラッパー」としての成長記録という3つのテーマでブログを書いていきます。

「もしかして髄膜炎?」絶望と恐怖に怯えた一日

朝起きて、僕は何だか体調がよくないことに気づいた。

といっても、前日の就寝時間が午前四時だったので、「しんどいのは当たり前」と思い、最初は特に気にしていなかった。

また、猛烈に喉が渇いていたので、「しんどいのは水分不足のせいか。」と高を括り、何杯か水と酵素ドリンクを飲んだ。

 

異変に気付いたのは、それから一時間後のこと。

 

いつもなら、睡眠リズムが崩れても起きて一時間後くらいのタイミングは大体元気になるのだが、今日はそれが来ない。

それに、水分をたくさん摂ったのに、飲む前と体調が全然変わらない。

 

「あ、これは完全に体調不良だな」と思うと同時に、一つの考えが僕を一気に絶望へと突き落とした。

 

ーーーーーー遡ること数日前。

 

僕は何気にこたつがめ(@kotatsugame_t 競プロでえげつない成績を挙げている猛者。)さんのツイートを見ていて、彼が入院中だということを知った。(尚現在は退院済み)

 

その中で、彼は診察についてこんなリプライをしていた。

 

髄膜炎の疑いあり」

 

結果として彼は髄膜炎ではなかったが、ぼくはここから髄膜炎に興味を持ち色々調べてしまった。

 

髄膜炎の初期症状は風邪に似ていること。

病状進行が格段に速く、二日ほどでショック状態になってしまうこと。

適切な治療をしても死ぬ危険があり、また高確率で後遺症が残ること。

そして、原因の髄膜炎菌は健常者の粘膜にも存在し得、免疫力の低下で発症することがあること。

 

これらの情報を知ってしまっていたせいで、僕は余計な絶望に苛まされることとなったのだ。

 

しばらくは、恐怖で思考停止していた。

 

そして数十分後、ぼくはおもむろにスマホを手に取り髄膜炎についてさらに調べだした。

 

そして新たなことが分かった。

 

それは、「髄膜炎は発症後九時間程度で首が硬直し、動かせないほど痛くなる」ということ。

 

とりあえず、この症状が出なければ髄膜炎の可能性は低いと判断できると思うと少し安堵した。

 

だが、その時から「発症後九時間」が確定するには、まだあと数時間待たなくてはならなかった。

 

その数時間はとにかく地獄だった。

何をしても全く手につかず、Youtubeを見ても面白いと思う余地すらなかった。

 

それでも時間はちょっとずつ、ちょっとずつ経ち、ようやく確実に「発症後九時間」と言える時間が来た。

結果、首は痛くならなかった。

高確率でただの体調不良と分かったときは、心底落ち着いたものだ。

 

とはいえ、今振り返るとそもそもの絶望の仕方が大げさだったんじゃないかとしか思えないものだ。

偶然見つけた知識が、不用意に人を不安にさせることがあるものだなあと思った。

 

こんかいは(おそらく)なんともないものの、近いうちにいつか髄膜炎の予防接種は受けておこうと思う。